インタビューされた側にも理解されない雑誌の記事
既に全く買っていないが、やっぱり編集者の意図に編集されすぎて元々のインタビューされた側の意見が伝わっていないって記事があった。
問題の記事はバイシクルクラブ7月号の「パワーメーターを使ったトレーニング、1日15分で強くなる!!」ってやつ。
とても嘘くさい。でも読者を信じ込ませようとしているのか(数値は大体だが)一年間で270w→320wに成長!!みたいなことも書いてある。でも実際パワーメーターを使っていたらわかるけど、指標がより正確になったからといって急成長するわけじゃなくて、何年か経験を積んだ人で大体一年に5wとか、素人同然とかだったら一年で一割上がったらとても凄い、って感じだと思う。いきなり2割上がるなんて、少なくとも少々の練習じゃ絶対に、と言い切っていいほどあり得ない、と記事を見て思っていた。
そうしたら取材を受けた側からの批判的(?)な意見を発見。
今月号バイシクルクラブに怪しげなパワートレーニングの記事が載っていますが、(僕のインタビュー付き)みなさん信じてはいけません。なんであのインタビューからあの記事が生成するのか。謎だ。
1日15分では絶対に強くなりません。典型的なローラーメニューは10分アップー15~20分メディオー5~10分休みー5分ソリア3本などです。メディオ部分だけを都合よく切り抜ける彼らの編集の腕に脱帽
まあ学連の強い人々はそんなこと分かると思いますが。このブログを普段読んでいる人も。
バイシクルクラブ誌の西薗君の吹き出しセリフ「1日15分で強くなりました」は誤解を招きやすい表現ですが、真剣に自転車競技の練習に取り組んでいる多くの方々は、それだけではないはずだとわかっている事と思います。取材の中で編集側がエッセンスの部分だけを取り出してあのような吹き出しになったのだと思いますが、本文を読むと決してそれだけではない事はわかって頂けると思います。
東大の学生達は、苦しみながらも努力する過程をよく知っています(合宿では苦しさで声にならない叫びをあげて走ります)。
西薗君を始めとして多くの学生選手達がそのように苦しい練習を続けている事は理解してもらいたいと感じました。
・・・とまぁこれを読んでどう感じるかは個人の自由だけれども、自分は雑誌社って都合のいいことばっかり書くもんだな、相変わらず・・・と感じました。そもそもアスリートだったら一日15分効率的にやれば強くなるのなら一日30分やったらどれほど?、とかそんなことを考えてしまうでしょう。