Off on and assortment

日々の生活あれこれ。趣味のロードバイクと猫との生活など

セイカシカ

ついに行き着くところまで行って究極の選択になってきた。

The Italian professional cyclists associationの方からドーピング違反した選手を"永久に"レースから除外するUCIルールについて考え直すよう求めているようだ。イタリアは超一流レーサーを輩出している一方でドーピング違反者も毎年のように摘発されている。プロトンではドーピング違反者は"一部の悪者"といった認識になってきているようだけど、今回のUCIのルール改正はその一部でさえも撲滅することが狙いのようだ。

自分も違反者に対する厳罰化がレースを清浄化すると思ってはいたが、UCIがここまで過激にやるとは思わなかった。


イタリアプロサイクリスト連盟は、

However punishing the riders is simply not enough! If doping exists, it is mainly due to the fact that there are people out there encouraging the cyclists to take these illegal measures.

So we need to unmask “the pushers and the doping scientists”. And the only way we can do this is to encourage the cyclists to really and effectively cooperate with the sporting authorities and with the police and legal systems.

ということで、サイクリストに対する罰もいいが、その後ろで薬物使用を勧めるサイエンティスト(医者等)にも罰則を!という文面がある。

以前フランク・シュレックが1,000万円近くを医師に支払ったというニュースについて書いた時に思ったのだけど、医師の側も色々コストはかかるだろうけどCERAだって元々は別の病気のために開発された薬・・・元々医師がすべて開発したわけじゃない。なので彼らの受け取っている報酬が異常に多い。ドーピング問題が起きた時にやり玉に挙げられるのはほとんどサイクリストで(なぜか他のスポーツ選手はスルーされがち)、彼らばかりが罰を受けて可哀想だとも思う。

ドーピングを奨励している者をきちんと追求し、罰則を与える体制が必要だと思う。


というわけで、今度こそドーピング撲滅の空気はできるのではないだろうか。ただ選手に今以上の厳しい検査が行われ、負担増になるとすればかわいそうだが・・・。そして殺人の罰として死刑があるからといって殺人は無くなっていない・・・。厳罰化で罪を犯す人を無くすことは無理かも・・・正直よくわからないや。とにかく来年のツールでまた上位者からドーピングが発覚しないことを願う。