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日々の生活あれこれ。趣味のロードバイクと猫との生活など

誰もマネしないには理由がある。

R-Sysの"リコール対応済み(第二世代)"ホイールが壊れた、という話。

  • 筆者はVelonews.comのライター
  • 体重190ポンド=約86kg
  • レース中4人の集団で"普通に"コーナーを曲がった際にR-Sysのフロントホイールのスポークが破断
  • 結果筆者は落車、ホイールはリコールが発表される前によく出ていた写真と同じように無惨な姿に
  • Mavicの公式発表でホイールに体重制限はされていなかった
  • ちなみにMavicによるとリコールの際スポークのテンションのテストはしたけどコンプレッションの方はテストしていない(!!)とのこと


R-Sysについては画期的な構造故に、その空力の悪さも含めて賛否両論あった。
スポークが破断してしまうとわかってリコールも出たけど、対応したとしても完全にその事故を無くすことが出来る、というわけではないかもしれない。

筆者も言っているけどこれはあくまで一例。
無事に使っている人もいっぱいいる。でもそういうことがある、のも確かなわけで、他社はまだ採用していない(はず?)ひっぱり、つっぱり両方の働きをするカーボンスポークは、特にある程度体重やパワーがある人は使わない方が無難だと思う。

数年経ってなおこの構造が色あせず有力であれば、破断しないものになって市場に残っているだろうし、そうでなければ消えてしまっているだろう。



個人的に日本人でパワーがあって80kgオーバーの人でレースに出ている人ってあまりいない印象があるので、日本でスポーク破断の例が出ることはないのでは?何て思っているけど、R-Sysを持っている方は一応こういうこともあるんだ、と頭に入れて使った方がよさげ。