パワーメーターの効果
2008年のツールドフランス第18ステージの映像
Team ColumbiaのブルグハートとQuick StepのC.バレドが逃げて残り10km辺りから駆け引きを演じる映像なのだけど、それぞれの走り方に違いがあって面白かった。解説の今中さんも言っているけど、ブルグハートの自転車にはSRMが着いてて登りでもSRMを見ながらかなり高回転で走っている。対してバレドはブルグハートに比べると重いギヤを踏んでいた。
それがだけが結果につながったわけじゃないけど、パワーメーターを使って効率よく走って力を残したことが、ブルグハートが勝った一因かもしれない。
それとポジションを見ていて思ったのが、プロが速く走ろうとして下ハンを持つときは集団を引いている時でも逃げている時でもしっかり背中が水平になっていること。長く早く走り続ける時のポジションで空力的なことを考えたときにこれが一番大事だから、だろう。とすればハンドルの高さとかポジションも"下ハンを持った時に背中が水平になること"を基準にしてもいいのかもしれない。勿論それを続けられるには、体幹だったりを鍛えてあることが前提だろうけど。