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日々の生活あれこれ。趣味のロードバイクと猫との生活など

自転車を買うのに最も難しい時期?(関係ないけど)

次に自転車のフレームとかホイールを買うなら何にするかなーとかプロ選手は来期何を使うんだろう、とか考える時があるんだけどここ数年は結構難しいだろう。というのも、

の二つの存在がある。

BBに関してはBB30で結構決定的かと思っていたら、シマノとSCOTTが一緒に開発していたりするらしく現行以外に5つくらいあるようだ。シマノもSCOTTと一緒に開発していたらしく、2009SCOTT Addict R2にはさりげなーく

BB-Set

Integrated
Shimano Dura Ace
SM-FC 7900

となっている。新BB規格はどれもフレームのBB周辺の剛性を上げられること、インテグラル化することは共通しているけど、ざーっと比べてみたらBB30がQファクターを短くできる意味で一番スタンダードになるんじゃないかと思う。コンポセットからBBが無くなることで、例えばSRAMだったらRedでも100gくらいあるBBが無くなるか大幅に軽くなる上、剛性が上がるのだからプロは使ってくるんじゃないかな〜・・・と思うけどあまり自信はない。

ただシマノは確かBB組み込み型のパワーメーターの特許を取得済で、その辺今回のDura-Ace発表時には何もアナウンスされなかったけど今後パワーメーターを投入することはほぼ間違いないと思うので、簡単にBB30に譲らなさそうな感じもする。

とはいえBB規格の変更=フレームの変更になるので毎年買い換えてる人じゃなければフレームの選択が難しいな、と思う。まぁBB30の場合キャップを使えば現行規格と互換があるらしいし、大体トップグレードが最初に移行するので関係ないといえば関係ないのだけど*1、巷で評判がよくなれば使ってみたいのが人というものだと思うので書いてみた。


またフレームに関してフルカーボン、インテグラルヘッド、インテグラルシートポストの流れが終わって、今はエアロフォルムとモジュールとしてのフレームが流行みたいだけどその次はBBになる・・・というか変えられるとこがそこしかないような。というわけで"最新のものを"狙うなら来期は避けてその次くらいまで様子見してみた方が長くつきあえるかもしれない。



次にホイール。

カンパが2way Fitというわけでチューブレスホイールを発表し、シマノもチューブレス参入。
チューブレスの問題は高すぎる(一本一万円程度?)上にあまりにも選択肢が少ないタイヤと、そのせいもありイマイチ立ち位置がはっきりしないことだと思う。

構造的にはクリンチャーとチューブラーのいいとこ取りで、

  • 空気はすぐ抜けない
  • 転がり抵抗が少ない
  • 修理が簡単
  • チューブがないことにより軽い

といったことがある。練習にもレースにも使えそうだけど、現時点で売っているタイヤが大体一本一万円〜で高級チューブラーかい!と思わせる値段にて練習用にはもったいない。チューブラーと比較して確実に上という信頼性があるわけでもないために、使い方が難しそうだ。

とはいえまだまだ市場に出てきたばかり。今後タイヤメーカーがもっと参入して選択肢が増えれば練習、レースも共にチューブレスホイールで済んでしまうかもしれない。いいホイールを買いたいけど年間数レースの時しか履かないから勿体ない・・・といった時にはクリンチャー、チューブラーのいいとこ取りが出来ているならばチューブレスはぴったりだろう。

とにかく、今はホイール・フレームを選ぶのに難しい時期には間違いない・・・んじゃないかなぁ。

*1:追記:GiantはパワーコアというBBを105、Tiagraの完成車に投入してくる模様。しかもほとんどのメーカーのクランクと互換性があるらしい。広く様々なモデルで採用する場合は互換性があることがカギだろう。BB30はその点対応クランクを新調しなければならず?不利で、トップグレードから導入しているみたいだが、何がイニシアチブを握れるかはまだわからない。