もっとどあほー
二人のイタリア人
フランス警察に連行され、勾留されたリッコは取り調べの中で禁止薬物の所持や使用を否定。リッコは7月18日にフォワの法廷に立ち、その中で改めて潔白を訴えるとともに再検査を求めた。現在は釈放されてイタリアに帰国している。
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ピエポリのドーピングの疑いが晴れず、チームの倫理規定に反しているとして即刻解雇した。
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サウニエルドゥバル・スコットはレース活動を休止しており、再開の目処は立っていない。そればかりか、メインスポンサーであるサウニエルドゥバル社はスポンサー撤退を示唆している。
ちょっとネット環境から離れている間にニュースが色々出ていた。すごく頭にもきた、悲しかった。でもミラーが全てを代弁してくれた。
デーヴィッド・ミラー(ガーミン・チポレ)
クソったれ! あの日のリッコは良すぎた。あまりにも良すぎて、"ファッキン・グッド"だった。彼がいなくなったことは本当にいいことだ。それは僕の意見を何も変えはしないけれど。僕の考えはすべて前のままだ。自転車のイメージはもう地に堕ちきっている。リッコには自転車への愛情など微塵もない。一般的に言って、我々が何か信じられないもの(強い選手)を見るとき、それはつまり本物ではないということだ。悲しいかなそれが現実というものだよ。
たぶんリッコの後ろには「これはバレない」と言って勧めているヤツがいるはずだ。そいつを探し出す必要がある。「これなら検査を通る」とそそのかしているそのクソったれを!
強調したい部分が多すぎておかしいがミラーの文章は色々と示唆してくれる。選手間でも、妙に強い選手はドーピングしてんじゃね?って雰囲気になっていること、ミラー(+ガーミン・チポレチーム)はドーピング違反に関して非常に潔癖に悪だとしているだろうこと、そして(当然ながら)ドーピングは選手個人だけでできるわけではなく、背後に新薬を開発して売りさばこうとしている個人(or組織?)がいるであろうこと。
リッコは未だ使用を否定しているので、馬鹿馬鹿しくも信じたくはある。だけどリッコ、ピエポリ(!?)共にチームが即刻解雇したということは両者共にだめだろうって気持ちが強い。当然、チームは一体何をやっていたんだ、という怒りはある。資金不足のチームほどドーピング対策にかけるお金がなく、内規が緩いというのは聞いたことがあるけどチームバスを新調している金があったらドーピング対策に金をかけるべきだったね、サウニエルは。
しかしこの天国から地獄の展開は一体何なんだ。
そしてヒルクライマーって何??
突出して強いヒルクライマーなんて存在しえないのか!?強いクライマーはどんどんしょっぴかれていく(気がする)し、スプリンター以上にヒルクライマーには厳しい検査が行われ、実際ドーピングを行っているようだ。ホントどうなっているんだか・・・。
日本のファンは現場に行ったことがない人がほとんど。選手を見たことがない人がほとんど。だけどテレビから伝わる熱い走りに感動してファンになる。だけど現実は・・・。世界三大スポーツイベントがこれじゃあお粗末だよ。中にはそれに心から反対して厳しい態度で臨んでいるチーム(ガーミンとかコロンビアとかCSCとか?あくまで印象だけど)もあるみたいだから、いつか清浄化されるのを信じたいが。