自分を鍛えるには
晒している人は、強い。晒していることで強くなる。晒しはじめが大したことないと思って見下していると、半年、いや三ヶ月後に再び訪れてみるとびっくりする。なぜケータイで日本のメーカーが駄目だったかといえば、世界に晒さなかったからだといえば言い過ぎだろうか。確かに国内では晒していたが、それでも晒しが足りなかったのだ。
よく何かの目標を達成する前にその目標を宣言する人がいる。そういった人は大抵目標を達成できるし、できなくても何が悪くてできなかったのかよくわかっている。それは自分を他者に晒すことで達成できなかった時に批判されることを受入れているからだ。自分のモチベーションが上がらなくても後々批判されたくないし、他者に言った手前努力しないわけにはいかない。そういった背水の陣に自分を置くことで自分の力を試しているんだと思う。
それはblogでも同じ。匿名で言いたいことを書いているblog（勿論そういったblogを否定するわけではない）よりも実名だったり自分の職業などを明かしている方が価値がある、と自分には感じられる。それは何が起きても自分の責任であることを知っているからだ。そこにはリアルがある。実名を明かしていても無責任な発言によりコメントがあれただけですぐ閉じてしまうブログは論外だが。
嘘や匿名という堅い殻で自分を包み込むと非常に楽な呼吸ができるが、時には向かい風に向かっていけば息は苦しいが風が止んだ時に呼吸が楽になった新しい自分を感じることができるだろう。これは自転車のトレーニングと同じだ。いつも平地や下りばかり走っていても決して早く、強くなれない。人生辛いことを経験しなくては結果はとれないのだろう。
