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日本の大学はあまえている・・・?

人づくり”を忘れた国家の行く末
教育は国家を形作る基本だ。
変化が激しく、知識や技術がすぐに古いものになってしまう現在では特に学ぶことは一生続くのだろうな、と感じる。その教育の場として、先端研究の場ともなっている大学は重要な位置を占めるとおもうのだけど、近年は少子化少子化で入学者が減ることばかりを心配しているようだ。

一人っ子政策を続けてきた中国はもっとひどいのかと思ったら全く逆だった。

 一番驚いたのは社会人学生の人数だ。約1万6000人の社会人学生が在学しているという。この人数だけでもすごいと思うが、上述した学部学生と大学院生を合わせた3万4000人とは別だというから、その規模の巨大さに2度驚かされた。休日には、郊外にある本部キャンパスが社会人学生が通学に使う乗用車であふれかえる。本部だけでは足りず、市内の旧キャンパスも社会人教育用に使われているそうだ。

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 初等、中等から大学までの教育では日本より長い拘束時間でしっかり鍛え、そのうえで社会人教育を大規模に展開しているというわけだ。中国では文化大革命の後遺症として50代に優秀な人材は少ないと言われている。その代わりに30〜40代の社会人を再教育しているのである。経済の急成長とともに個人所得も急激に増えているので、社会人学生のモチベーションが高いのだろう。

これはすごいことだ。
日本では企業でのOJTがしっかりしている(と思われる)ので簡単に比較はできないけど、日本の大学も従来の学生の年齢の人だけを入学対象にせず、再教育、という意味でも社会人学生を入れる努力と、大学で提供する価値の見直しを図ってみてはどうだろうか。

実際規模は小さく専門に特化してはいるが、法科大学院では社会人入学制が多く、学部からあがってきた人と切磋琢磨していると聞く。また教授が何年も前と変わらない授業を行うようなあまり意味のないことに学生を拘束するのではなくもっと現実的なことをおこうなうべきだ。

再チャレンジできる社会を目標にしている安倍政権だけど、愛国心なんて政策ではなく、大学での再教育なんてのもありじゃないかと思う今日この頃です。