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日々の生活あれこれ。趣味のロードバイクと猫との生活など

インターネットがどこにでもある時・・・。

携帯電話が本当に「0円」になる日
これぞまさに夢見ていたことなのかもしれない。
本日携帯電話の料金を見直してコールセンターに電話し、料金を変えた。意外とプランを変えただけで月々の料金は変わってくるものだ。ただやはり携帯の代金は高いなーと思う。あってもなくてもどっちでもいいような機能が満載で選択の幅があまりない携帯電話本体も高い。(最近になって薄型携帯が流行りだし状況が変わってきているが。)ちょっと調べたい時に携帯からGoogleでも使ってやるか、と思うこともあるけどパケット代が・・・なんて思って後回しにして結局調べない、なんてこともしばしばあった。

そんな状況が変わるかもしれない。

FONのシステムは、もともとソフトウェアで、これをダウンロードすればユーザーの無線ルータをFON基地局にすることができる。これを無料で公開する代わりに他人のルータも無料で使えるLinusコースと、ルータを有料で使わせて収入をFONとシェアするBillコース、そしてルータを持たず他人のルータを有料で使うAlienコースがある。このルータも30ドルで売っており、今回のスカイプのセットは、端末とルータをあわせて160ドル。これをペアで持ち運んでインターネットにつなげば、どこでも無料で携帯電話がかけられる。

FONについては全然知らなかったけど中々ギャグのセンスもあり面白いことをしているじゃないか!

端的に言えばインターネットをどこでもアクセスできるようにしてIP電話を持ち運ぼうってことなんだろうけど、電話自体に機能を追加してブラウザとかも組み込むことは可能なのかなぁ。となるとYahoo! Everywhereみたいな戦略ももっと敷居が低くなったりするかもね。

FONが成功するかどうかはわからないが、今のバカ高い携帯料金も固定電話のような「価格破壊」の洗礼を受けることは避けられない。今後の電話サービスは、どこでもつながるが高価格の携帯電話とエリアは限定されるが0円の無線IP電話の競争になるだろう。デュアル端末も出てくるだろうが、長期的には後者のエリアが広がれば、IPの勝利に終わる可能性が高い。最後の垂直統合モデルである携帯電話が解体されれば、音声・映像を含めてすべてのサービスはアプリケーション層で実現され、キャリアは電力会社のようなユーティリティになるだろう。

すごく素敵な世界だけど、日本では総務省DoCoMoが総力を結集して阻止するでしょうな。でも久しぶりになんか夢のある話でした。感覚としては昔描いていた21世紀ってこうだろうな、的なイメージが重い浮かんで、将来は電話は自由に持ち運び、自由にかけるものなんだって。

将来に対して、自分のしている仕事に対してそういうイメージを持ちながら生きていけたら毎日充実してすごい楽しそうだな。多分経営者が描いているビジョンであったり、彼らを突き動かすモチベーションの元ってこういう発想なんだろう。ただ優秀なだけじゃ経営者は務まらない、人を動かせる人でなくてはいけないのだろう。