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携帯よ、変われ!

携帯電話のサイトには2つある。
公式サイトといわゆる勝手サイト、だ。

公式サイトとはその名の通り携帯電話会社(DoCoMoauSoftBank等)の基準を満たし公式サイトとして認定されたもの。公式サイトに認められれば携帯電話各社に課金の代行、徴収をしてもらうことができる。またiモードのトップページ等から誘導され、サイト検索も適用される。勝手サイトとは公式サイト外、ということになる。

最近調べたいものがあってパソコンが近くにない場合は携帯電話を使うことが増えている。だけどいざ使いたい時に使いたい機能が課金制度になっていることが非常に多い。またiモードブラウザではPCサイトの表示がうまくされないこともあり、適正に表示されるにはフルブラウザを利用しなければいけないけれどそれも課金・・・・さらにはデータ容量を適正に、なんてことは考えてくれないのでパケット利用料が膨らみ、パケ放題を使うしかありません。使いたいように使うには1万円程度の出費は必要になり、まぁしょうがないかとあきらめてしまいます。

そんなふうに考えていたとき、Yahoo!が本格的に携帯に進出し、SoftBankが携帯事業を持ったことで状況が変わる希望が多少見えてきました。

「キャリア公式サイトの課金モデル、捨てるしかない」ヤフー井上社長

 「公式コンテンツのルールを守っているサービスは、利用者に支持されない可能性がある。日本でネットが発展したのは、頭のいい人がルールを作ったからではなく、多くの人が知恵を出し合っていいサービスを作ったから」

 有料ベースのパソコン通信が、無料・広告モデルのインターネットに取って代わられたような転換が、今後携帯サイトでも起きると井上社長は見ている。「携帯もいつか無料コンテンツ中心になり、当面は広告収入に頼ることになる。その後改めて、『これは課金できる』というコンテンツが出てくると思う」

まさに考えていたことを代弁してくれたという思いです。
データ料増加は理解できるので、コンテンツをドンドン開放していって欲しいし、一消費者としてはそういったサイトを応援したいと思っています。

また日本では地デジ搭載モデルが販売され始めていますが、海外ではケーブルテレビのようです。
Cable TV coming to European cell phones
これはauが参考にするべきものでしょう。
DoCoMoはNTT法によってコンテンツ自ら作成し流通させることができませんが、ケーブルテレビを傘下におさめるKDDIならコンテンツを流すことができます。ケーブルテレビ各社の買収も進めていますし、ケーブルテレビを幅広く持ち、それを各家庭に流す、と共にau携帯をセットで販売しその携帯で外からケーブルテレビを見れれば相乗効果が出るのでFTTHの回線を急ピッチで普及させているNTTの大グループに対して戦える明るい材料になるでしょう。

こういった流れはいつの間にかできてしまっているものです。
NTTはKDDIが反撃する前に自らの城を全国光ファーバー網で守りぬこうとしています。

インターネットは先に進んでいますが、今後は一方的に進むのではなく、携帯と提携する場面が増えてくると共に、過去の流れとは違うようになっていくでしょう。パソコン通信からインターネットの流れは大いに参考になります。消費者を見て変化していくのを願っています。携帯各社もあまり保護的にならず柔軟に対応していくべきでしょう。


また携帯電話とは違う道を歩いてきたPHSが少しずつ進歩してきています。
ウィルコムが“予想外”だったこと

 PHSの低電磁波性を生かした展開も積極的だ。医療事業者や満60歳以上であれば2200円で定額プランが利用できる「ハートフルサポート」を9月に開始(9月4日の記事参照)、これまで約5万件の加入があった。「ポケットベルが停波しているなか、医師を呼び出すのに低電磁波のPHSが多く採用されるようになった。患者さんが持つ携帯電話は病院で使えないため、PHSの判別用に『医療用』と書かれた目立つストラップも用意した。また、耳が遠くなられたシニアの方や、数字の聞き間違いが許されない金融関係の方からはPHSは音が良いと評価も得ている。定額制により通話の機会が増え、PHSの良さが再評価されている。これは我々にも “予想外”だった」(土橋氏)

今までは速度の遅さから使えないと一方的に判断していましたが、電波の弱さという弱点を逆に利用したマーケティングを展開していて面白い存在です。今は通期では赤字、という現状も黒字に向けて社内が一丸となっている光景が見受けられます。彼らはチャレンジャーなんでしょう。

1,2年後にはwillcomに変えることも視野にいれてもいいかな、と思わされる記事でした。


やはり携帯電話業界は今後も動きが早く激しそうで刺激的ですね。

技術的なものではDoCoMoのワイヤレス充電も楽しみです。