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日々の生活あれこれ。趣味のロードバイクと猫との生活など

変る陸上競技

中学・高校と陸上競技を続けていたのですごく思い入れがあります。
特に少子化で子供の人口が減っている中、注目を集めやすかったり、プロの世界が華やかなスポーツや渉外続けられるスポーツが人気を集めるのかな、と思っています。たとえばテニスやサッカー、野球などは部活としてもその後何らかの形でプレーするにしても敷居が低く、花形でしょう。

陸上競技はシニアで続ける人もいますが、5〜10年前にはプロがあまり華やかではなかったし、続けるにしてもマラソンになったりする人が多かったと思います。それと第一線で活躍する選手が地味だったり、といったことも気になっていました。すごく頑張っているのはいつも変らないのですけど。アピール不足だったのかな。

最近はそういった傾向も様変わりしてきました。
新世代になった、といった感じです。
先日NHKのテレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀を見てまたその思いを強くすると共に、現役を引退した選手が後押しをしていることと、コーチの考え方を知りました。
「一芸」に秀でるためには「総合力」が必要

陸上競技界が変ったな、と思った理由には以下の点があります。
1、プロが出始めて「稼げる」と感じられるようになったこと
2、選手が自分を自分の力でアピールできるようになったこと
3、自らの力を客観的に評価し、戦略的にシーズンを過ごしていること

1つ目の「稼げる」には今までの企業に入ってその保護下で競技を続けるだけでなく、プロ申請をして、自分で自分の価値を売り込み広告の契約をとったり、積極的に海外の選手とコンタクトして自分の収入について考え、投資を行ったり著作を出したりする選手が出てきたことです。

2つ目は一つ目に関連して自分のよさをテレビの前で語ったり、ブログを書いてみたりすることに対して積極的になっていることです。正確なところはわかりませんが、頻度が変ったため目にする機会が増えたと思います。

3つ目が一番強く感じるのだけど、オリンピックを見据えてといった何年か先にある大会だったり目標をしっかり見据えて、一年をその専門競技から離れるといったことをする人もいたり、その大会中にもあの選手はこう考えるからペースをこうしよう、といった戦術をたった400メートルを走る競技でもしっかり考えています。日本人は体格、筋肉の質といった点で負けている部分がありますが、そんな中でもいかに勝つかを考え抜いた結果でしょう。

すべて結果を出さなければ生きていけない、世界的な競争社会の中でいかに生き抜くのかを考えたチャレンジャー精神から生まれることかなぁ。企業の廃部が出始める中でその保護を抜けて自分の力で生き抜くのは大変なことですが、その際の思考する能力はスポーツ選手だけでなくビジネスマンを含めすべての人に参考になるものでしょう。