松井秀喜の言葉に見る日米の温度差
ロッカー整理のため同球場を訪れた松井は「ぜひまた同じユニホームを着てやりたいと思っていた」と安どの表情を浮かべ「監督を再び世界一の監督にするチャンスがきた。来年その力になれるように頑張りたい」と語った。
やはり・・・・というべきかな。
松井だけではないだろうけど、
メジャー制覇=世界一
この構図は変わらない。
今年はWorld Baseball Classicという名目上は世界一を決定する試合があり、"国としては"世界一は日本ということになった。そのためにイチローは「カラダがぶっこわれても今日勝ちたい」という言葉を口にし、予選で韓国に敗れた日にはかつてない顔で悔しさをにじませ、その後世界一になった。*1
結果的に松井は怪我をしてシーズンのほとんどを棒にふり、プレーオフでも敗退した。WBCのあり方にも議論の余地はあるのは理解しているし、あれは国としての世界一を決める大会であって、チームでの世界一(といっても日本やその他の国のチームは出場すらしていないが・・・)を決めるのはワールドシリーズだ!といわれてしまえばそれまでなんだが、やっぱり松井の言葉に違和感を感じた。
特に今年は王監督をはじめとした日本代表が、今までの五輪代表とは違う本当の意味で日本を代表する選手達が苦しんだ末に手にした世界一というものがあるだけに、松井をはじめとしてやっぱりワールドシリーズが世界一と考えているんだな、メジャーの人たちは、と思ってしまう。
ついに松坂もメジャーに移籍することがほぼ決まってしまったし、とはいっても日本の野球も十分に面白い。WBCも日本プロ野球もメジャーも、その他の国でも野球が徐々に広まっていくといいとは思います。何事もすぐには変わらないので、韓国、中国、台湾で毎年チャンピオンを作って行けたらいいですね。日本のチームが韓国とチャンピオンシップを戦っても面白いじゃないか。