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足りなかったのは元々!?

上のようなものを見つけた。

目を通してみると大体全国どこの病院でも受け付けているようだ。市立病院などの募集も多く、一時募集で人気病院(だったらしい)ところでも募集しているので、やはり医療機関は慢性的に人手不足なのかな。

 調査は医師不足や医師の偏在が表面化するきっかけとなったと指摘される初期臨床研修制度の見直しのため厚生労働省文部科学省が合同で設置した検討会に提出するために実施。大学医学部の6年生や研修医、中堅の指導医など約1万5000人に調査票を配布し、今月11日までに回答した約9000人分を分析した。

 医師不足地域に従事することへの考えを尋ねたところ、「条件が合えば従事」が医学生で70.5%、1、2年目の研修医で65.4%、3―5年目の研修医で58.9%と経験を積めば積むほど減少、指導医では47.4%と半数を割った。

よく医師の給料が高すぎ・・・なんて問題になるようだけど実際の激務と実質的に年中拘束されていることを思えばむしろ低いくらい。本当は医師も8:00-18:00のゆったり勤務、の代わりに給料はそこそこ。フルタイム勤務、だけど給料は高めみたいに働き方が選択できることが一番大事なんだろうなぁ。

 山形大医学部の嘉山孝正部長は、外資コンサルタント企業のマッキンゼー・アンド・カンパニーの就職説明会に「東大医学部の学生が23人も訪れていた」ことも取り上げた。フォーラムにはマッキンゼーに入社した国立大医学部卒の元医師も来場していた。元医師は医学部を卒業して2年間の研修を終えた後、医療現場を離れたという。嘉山部長らに「なぜ医師を辞めてマッキンゼーで働こうと思ったのか」と尋ねられ、元医師は「研修を終えて、医療現場は明らかにおかしいと感じた」と率直な感想を述べた。これに対し、東京医科歯科大大学院の川渕孝一教授が「多くの国税を使って医師になれたのに、良心の呵責(かしゃく)は覚えないのか」と質問。元医師は「(マッキンゼーは)最初から3年だけと決めていたので、来年4月には退職して医療現場に戻る予定だ」とした。

 また、嘉山部長は、臨床現場でろくに仕事もせずに高収入を得ている医師がメディアに頻繁に登場しているとして、「『美人整形外科医』などと持ち上げられて、命に関係ない仕事で金ばかり稼いでいる」と痛烈に批判した。同時に、「楽で高収入を得られる仕事ばかりを評価する」一部メディアの姿勢と、「(それを受け入れる)国民性と価値観」にも疑問を投げ掛けた。


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 医師不足を一時的に解消する案も幾つか挙がった。川渕教授は、「余っているといわれている歯科医に研修を受けてもらって、麻酔医として活用するのはどうか」と提案。これに対し、嘉山部長は「全身管理は麻酔のプロでなければ難しい。しかし、チーム医療の一員としては戦力になるかもしれない」と述べた。
 嘉山部長は、「医学部生の5年時での国家試験受験」を提案。「4年時に一度臨床をやって、また卒業して2年やるのは時間の無駄。5年で国家試験を受けさせて臨床研修の期間を短縮すれば、それだけで一気に16000人増える」と説明した。
 医師不足を解消する手段として、治療だけでなく予防に焦点を当てた話題も出た。森室長は英国が2003年に始めた「家庭医制度」を紹介。各地域にプライマリーケアを担当する家庭医を配置して、地域住民の健康度がアップすると、医師にインセンティブが付くシステムだという。森室長は「これだけで医療崩壊を防ぐことはできないが、防ぐための一つのパズルにはなり得る」と話した。

Yahoo!ニュースはそのうちリンク切れになりそうなので全文ではないけど引用。

とりあえず医学部入ったけど自分で医師には向いていない、と思った人が他業種に行くのは全然アリ、ってかむしろそれで無気力な医師が生まれない分プラスじゃないのか!?少なくとも医学生だったら医者にならねばならぬ、って決まりはないわけで。医学部卒業→医者のキャリアを確定させたいのであれば、国立医学部の学費免除の代わりに何年かは病院勤務を義務づけ、とかにするしかないんじゃないか。


美人整形外科医がどうこう、っていうのは整形やっても利益がそんなに上がらないよう診療報酬を変えるのが先決では?そこに人としてのモラル、みたいな曖昧なものを求めても一向に減らないと思う。