Off on and assortment

日々の生活あれこれ。趣味のロードバイクと猫との生活など

負け、逃げるは決してマイナスではない。

すっげー共感してしまったので。

・・・・
この点で僕は、「雇用流動化を推進せよ!」などと寝ぼけたことを言っているセンセイ方に言いたい。

まずその言葉は、子どもたちに伝えるべきだろうと。「学校流動化を推進せよ!」「聖域無き学校改革を!」を掲げるべきだろうと。

無理矢理狭い檻の中でぎゅうぎゅうと押し詰められ、ストレスのやり場もなく陰険ないじめや暴力にしか救いを見いだせなくなったダメ組織から、子どもたちが離脱する権利を確立するべきだろうと。

・・・・

何時まで教育に親の自己満足を押し付ける気ですか?
別にあなたの子供は特別じゃありませんよ?

子供たちを競争させてあげてください。
失敗する機会を与えてください。
もっと外に関心を持ってください。

彼が指摘する通り、つらい現実に対して我々が出来ることは、三つしかない。
現実を変える
自分を変える
逃げる

これは難易度順でもある。最も難しいのは、現実を変えること。次に難しいのは、自分を変えること。そして最も簡単なのは、逃げること。

自分の経験からも人って周囲の環境次第で成長もするし、立ち止まったり、時にはマイナスになったりする。辛いのが小学校〜中学校までってあまり環境を選べないこと。高校〜大学って環境は選択できてもその環境が合っていなかった場合に環境を変えることが難しいこと。そして環境を変える選択肢があまりよい目で見られない(個人的に感じていること)こと。自分自身にも気持ちよく行動できる環境はある。高校→大学へ変わった際につまずいた。弾さんが指摘するように現実や自分自身を変えられれば一番なのかもしれないが、明らかにうまくいかないと気がついた時には逃げる、というよりちょっとその場から離れてみて自分の原点に返ってみたりする余裕は、周囲が与えてあげられたらいいと思う。

社会が豊かになるということは多様な価値観を許容する、と自分は考えている。

日本は今まで社会全体が一定の価値観を共有し(させて?)、同じような目標を目指してきたからこそ団結してすごいパワーで成長できたのだと思う。その間の親世代の働きやがんばり、その上の世代の方々の苦労は考えるだけでもすごいものだと思うけど、あえて言わせてもらえば今は時代が違う。今までの自分の経験を押し通すことよりも、まずは相手を認めて話をして、イノベーションが起きる時と同じように常識をとっぱらって一緒に考えてみることだろう。