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金融情報の接点の信頼性

というのは定期預金の金利メガバンクと比べて倍あるから(モノによって変わるけど)。でも実は以前に投信を買っていて、それが最近目減りしてきてやっぱりリスクがある金融商品は怖い、といって元本が保証される積立型の定期にしようと思ったみたい。

こんなことを言っていいのかしらないけど行動が理解し難い。

  • サブプライムローンが表面化してきていた昨年8月に投信購入
  • リスクは把握している、といいつつ投信が何にどれくらい投資しているのか知らず、購入時、年間手数料がどれくらいあるのかもよくわかっていない
  • 地銀に行って勧められたものの中から選んで購入。そこでのリスクに関して説明は簡単なもの

 →日経平均が○○円までは元本の半分保障、もう半分はリスクをとって運用…

  • 投信を購入した動機は預金では金利がつかないから10年くらいほっといて増えてればいいかなと思った

その後サブプライムローン問題がかなりニュースで流れるようになり

  • 信用金庫で定期預金をする契約
  • 理由は掛○西高校出身の頑張ってる青年が薦めてくれたから
  • 利率は0.3%くらい・・・

 投信について自分が知っていることは伝えたし、信金の定期を組む前にネットバンクというものがあってな・・・という話をサイトを見せ、利率を見せながらしたのだけど、自分の話より信金や銀行の兄ちゃんの話を信じたようだ。今になって日経新聞の土曜版にメガバンクとネットバンクの金利比較があって、初めてソニー銀行の話に興味を持ち始め、すぐさま口座申込をしていた。情報の接点によってこれほど人の行動は変わって来るものか、と実感させられた。恐らく証券会社から買う投信と銀行、郵便局から買う投信では買い手のハードルが後者の方が低いだろう。

 金融はある種情報戦の面があり、自分は専門家ではないし人を驚かせるようなことはできないけど、基本的に人が薦めてくるものは(保険は今まで考えたことがないので除く。これから勉強しなくては)搾取を目的とするくらいに考えていいのではないかと思う。○○銀行は優良で歴史があるから、とかそんな軽い気持ちで銀行に行ってリスクの本当の意味も知らずにポンと預けると損した理由が"自分がリスクをとったから"という非常に曖昧なもので終わってしまう。それは誰が悪いってわけじゃなくてただ勉強したり感心を持ったことがないだけだろう。だけどお年寄りが預金感覚でお金を預けて老後に蓄えていた資産を失ってしまったらそれはとても悲しいことだ(以前うちの認知症の祖母は事前に母が口座のある金融機関に認知症だと告げて何も取引しないように告げたにも関わらず、定期や投信を購入していた。)。

金融商品は既に社会にとってなくてはならないものだし、適切に付き合えば非常にいいものだと思う。なんか投資信託が全て駄目みたいに書いてしまったけど、そんなように思っているわけではなく、せっかく自分の資産を使うのなら安易に買うのではなく色々勉強してから(もしくはしながら)付き合っていくのがいいと思う。知人は購入には熱心だが、経済や金融を勉強することが全くないのが残念だ。損を出しても自分は○○が原因で損をした、とか○○という理由で選んだが駄目だった、といったことがわかって今後につながると思うのだが。

これはスポーツ選手がトレーニングの意味を、プロセスを重視して行うのと同じか。
Plan→Do→See→Action
これが厳しくできているからトップアスリートが尊敬されるのかも。足だけじゃなくて頭も使わなくてはね。