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日銀総裁

日銀総裁が未だ決まらず。正直そこまで感心のある話題ではないのだけど、海外からはどう見られているのかは気になるところ。まずは日銀総裁に関して

日本銀行には役員として、総裁(1人)、副総裁(2人)、審議委員(6人)、監事(3人以内)、理事(6人以内)、参与(若干名)が置かれる。

総裁、副総裁、審議委員は、衆参両議院の同意を得て内閣が任命する(いわゆる国会同意人事の一つ)。監事は内閣が任命する。理事、参与は政策委員会の推薦に基づいて財務大臣が任命する。

総裁、副総裁、審議委員の任期は5年、監事、理事の任期は4年、参与の任期は2年である。*1

となっている。海外メディア(エコノミスト)では
The Bank of Japan

if Mr Greenspan's policies are too hot and Mr Trichet's too cold, Toshihiko Fukui, the governor of the Bank of Japan, would seem a veritable Goldilocks among central bankers.

なんてグリーンスパンやMr Trichetと比較されて中庸的だといい評価(?)を与えられている。ただ日本に住む自分の感覚では金利政策は必ずしもうまくいっているとは思えない。2006年辺りで東京とか都市部の地価が上昇し、新興市場が盛り上がった際に金利引下げ+通貨供給の過剰な引き締めによってマネーサプライの伸びを減少させたけど、その時期から株も伸びが鈍くなって結局サブプライムローン問題もあり今は下落中。だが日本株サブプライム問題が起きる前から世界と比較すると伸びが鈍かった。

グリーンスパンが19年FRBの議長を務めたように、優秀な人ならば何年でも日銀総裁をやってくれていいと思うのだが、内閣が任命している時点でフリーな立場で日本の国益を考えた日銀の政策立案はあまり期待できず、どうしても内閣(=自民党)の意志が反映されていくのだろう。また現在の福井総裁-武藤副総裁だと一度ゼロ金利から引き上げた金利を下げたくはないだろう。民主党も福井-武藤ライン以外の人だったら納得するのでは。