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Facebook 日本とは違った形のSNS

日本ではMixiSNSの大手であり、会員数は1,000万人を突破している。
アメリカではMySpace.comが人気だったがたった一年でその人気にはかげりが・・・というのも広告業者が多数、会員として入って来てサイト自体の価値が低下してったとのこと。そんな中でてきたのがFacebook

ここは招待制で誰かに誘ってもらわないと入れないmixiとは違い、自ら登録できる。ただしその分自分の属性を提供し(出身大学、住んでいる都市等)ある程度顔が見える、というのがアメリカらしい。SNSは利用者のニーズにフィットしていないと会員数は伸びないのである程度顔が見えるのと、隠すこともできる違いは日米の文化的な違いかもしれない。

また他の一面として急成長企業としてかなり注目されている。
マイクロソフトが2億4,000万ドルを出資

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 Microsoftは,2億4000万ドルでFacebook株式の1.6%を取得する。Facebookはまだ経済的な成功を収めていないが,インターネット業界における新たな人気アイドルであり,近い将来,途方もない利益をもたらすと考えられる。Facebookによると,2007年末には収支が差し引きゼロになるという。プラットフォーム&サービス担当社長のKevin Johnson氏は「この取引の金額面に満足した」としている。
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株式1.6%=2.4億ドル
つまり時価総額=150億ドル
・・・現時点では黒字化されていない企業の時価総額電通だとかマツダの二倍あるとは驚き・・・でもないのが成長企業への期待なのだろうか。ちなみにこの企業大学生が設立し、現在3年目。日本の学生は本当に優秀な人も含めて大企業へ流れがちですが海外ではちょっと違う。

facebookの特徴、成長を期待される要素として新たな広告システムがある。
 -Social Ads
 「友達が○○しましたよ」と表示させる広告。ユーザーの目に触れる部分。
  これは単体で使うのではなくて、次のFacebook PagesかFacebook Beaconと組み合わせて使う。
 -Facebook Pages
  企業がFacebook内に専用ページを設置。そこでユーザーはいろいろなアクションを取ることができて
  (購入とかレビューとか)、そのデータがSocial Adsに反映されます。
 -Facebook Beacon
  Facebook外部のサイトであってもFacebook Pagesと同じ機能を持たせるためのツール。すげー。
 -Facebook Insights
  で、それらの広告がどんなパフォーマンスをあげているかを教えてくれるいわゆる解析ツール。
どれもアイディアがありそれを実行する技術が伴っている点で他と違う。言ってみれば
「自分達は自分たちの技術で飯食ってくんだ!」
という気概があり、それが外部からも評価されているのだろう。

ただ権利の国アメリカでは早速踏み込んだ広告システムに反発の声も。

 だがこの発表を受けて、自分たちのWebでの行動が公開されることに抗議する嘆願書に5万人以上のFacebookユーザーから署名が寄せられたため、Facebookは11月29日、Beacon機能をオプトアウト方式からオプトイン方式に切り替えた。その後の周囲の反応はさまざまだ。

広告の是非は別として自分達の権利を守るために最も有効な手段を探し、権利を主張する彼らの行動とその行動の早さは政治や何かで問題が起きてもマスメディアが取り上げるだけであまり行動に移さない日本人は見習うべきところかもしれない。

なおCTOやCFOなどの責任者は近年辺り前のようになっているが

Facebook最高収益責任者(CRO)

という表現があったのは興味深い。
あくまで”財務”のCFOではなく”収益”のCRO。