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変わる企業。

特別応援している、というわけではないのだけどホンダの決定が結構意外なものだった。

今までホンダはクリーンディーゼルエンジンに注力していたと思うのだけど、今回の記者会見にてハイブリッド車に資源を投入、F1の撤退と併せてスポーツカーの開発も中止し、当面は小型車に力を注ぐようだ。特に存在を知らなかったのだけど

V型10気筒エンジンを搭載する“「NSX」後継車”については開発を中止とした。

とのこと。「NSX」は80年代後半のバブルが終わった直後くらいに発売され、性能の高さは際立っていたけど、バブル崩壊という時期もあり売れなかった負の遺産的イメージがある。今回は発売する前に開発を終わらせてしまい、対応が非常に早かった。その辺が自動車業界では今回の不況はただ自動車が売れないだけでなく、ガソリンエンジンの次のものへの移行期に起きたことと併せて対応してなくてはいけないのだろう。

スポーツカー含めエンジンにはかなりこだわっていたホンダが、いち早くF1から撤退し、次のハイブリッドエンジンへの対応を掲げたことは、後々非常に評価されるんじゃないだろうか。モータースポーツは他のスポーツに先駆けて、存在意義を問われているのかもしれない。 


実は結構スポーツカー好きなんだけど、もう生産されているスポーツカー自体少ないし時代に受入れられないのかもしれない。それはそれで寂しいけど、変にこだわって変われなければ企業というものは存在を許されないんだろうな。