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公共事業、募集します

 住民目線で無駄のない公共事業を実施しようと、京都府は来年度から、身近な道路や河川の整備について住民から提案を募る「公募型公共事業」制度を導入することが、28日に分かった。府によると、公募意見を公共事業の「個所付け」を含む決定プロセスに反映させる仕組みは、全国で初めてという。

 「公募型安心・安全整備事業」として、来年度から新規に打ち出す方針で、信号機や横断歩道、通学路の拡幅や河川の親水施設の設置など、地域に密着した小規模工事が対象。

 地域の府土木事務所や警察署が、事業の必要性や緊急性を判断して事業化する。新年度予算案に事業費約60億円を盛り込む。

 具体的には、府民からメールなどで広く提案を募り、事業の採否の理由も公開する。この手法を採用することで、「説明責任や透明性を確保できる」としている。

 各種の公共事業を実施する場合、これまでは自治会や各種団体などから行政への陳情が一般的に行われてきた。しかし、陳情者の発言力などで事業計画が左右されたり、「聞き入れてくれなかった」と行政側への不満が出るなど、陳情や要望の扱いには不透明さが指摘されてきた。
 山田啓二知事は「どれだけ提案が寄せられるか分からないが、新たな挑戦だ。公共事業は今、府民から遠い存在になっている。住民の『気づき』を公共事業に結びつけることで、府政への関心を高めたい」としている。

市民の声を反映する、といえば聞こえはいいけど責任転嫁に近いような。

そもそもグランドデザインがちゃんとあれば緊急性等はランク付けされてるはずで、それ以外の極々小さなニーズを拾うというならそんな所に予算を割くなら大事なところに全力尽くして欲しいと思う。サイクリングロードとか整備されれば、それはそれで嬉しいけど、明らかにマイノリティな人達のために大切な税金を投入してもらうのは気が引ける。