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日々の生活あれこれ。趣味のロードバイクと猫との生活など

アメリカの選挙が熱い

 アメリカの大統領選挙、予備選が始まった。相変わらず面白いというか何というか・・・リーダーを自分達で決めるという意味では非常に羨ましい。また一応議論があり、学生から大人の女性から広くどの世代も感心を持ってこの一大イベントに臨んでいる。
 日本じゃマニフェスト分析なんて一部の人しかやっていないと思うのだけど、NY.Timesで各候補者がどの言葉に何回言及したのかまで分析されている。それが党ごとに分かれているのでそれぞれの党が何に力を入れていこうとしているのか非常にわかりやすい。
 日本の最大の欠陥は選挙によって明確な利害対立が起こっておらず、若者の利が優先されることはほとんどない。少子化が危ぶまれてかなりの年数が経つが政治は一向に大きな政策を打ち出せず、結局移民の受入れも少子化対策もできていない。イギリスもフランスもアメリカも、先進国は人口が減ることに敏感であり、BRICsは膨大な人口(+資源)を背景に発展してきている。人も増えない資源もないでは日本が成長できるとは思えない。年金の議論や所得格差を考えるのも大切だけど、少子化と経済対策がもっと議論されてもいいのではないか。

・・・と思っていたらこんな議論があった。世代別に選挙を分けるアイディアは非常に面白いと思う。日本は地域間では競争が起きておらず(強いて言えば東京・名古屋・大阪vs地方)世代別で対立が起きているとは捉えられると思う。なのでこういった選挙形態ととってみるのもいいかもしれない。といってもそれをテストする方法なんてないので赤木智弘氏(著書:若者を見殺しにする国―私を戦争に向かわせるものは何か)のような考え方も出てくるのだろう。